Submarine Rises Tourが終わりました。全10箇所、をやるだけなのにほぼ1年という長い歳月のなかで、各地にご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。そして、ご協力くださった各地のスタッフの皆様にも、心より感謝申し上げます。
MCでも話したんですけど、いっそやめちまおうかと思えるような悲しい出来事の真っ最中でした。
この日を迎える数日前に、CARR NIEDの佐久間雅志さんが亡くなりました。本当にお世話になっていたひとで、ショックのあまり当日逃げようとしたんですけど……。
吐きたくて便器のまえに座って引きこもっていたとき、真奈ちゃんが大声で男子トイレに入ってきて、喝入れてくれました。べつに、結果どうだったとか、なにか気持ちが変わったとかは特段なくて、これで本当にいいのかな?と疑問にも思ってます。
ただ、少なくとも佐久間さんにつくってもらった音楽が今日も鳴っていて、それを無理矢理ながらあのコンセプチュアルなセットリストにぶち込めたことで、少しは、本当に微細なものでよければ、納得するものができたかとも思います。 それが供養だとか弔いだとかとは思わない。餞にはきちんとした舞台をやるべきだし、天国に届いてくれるとは正直微塵も自信がない。
無茶を聞き入れてくれたメンバーには後述で感謝しつつ、「クソジジイの垂れ説教」に便乗できたならそれで僕は満足しようと思います。
なにしろ昨年が昨年だったんで、あの直後というこのツアー。どうなるかなー今年、って思ってたんだけど、幸先に引き続きめちゃくちゃ良き方向に向かった結果、素晴らしい出会いによりQujiraはより強靭なサポートメンバーに恵まれました。よかったよかった。10月の中頃はどうなることかと思っていたけど、やっぱいい未来待ってたわ。幸せです。
とくにズーカラデル、1st Alリリースおめでとう。本当におめでとう、買ったよ。あれこれと末席に加えていただいた様々なことでご一緒できたどなたかのところでなにかしらが実を結ぶの、本当に素敵だなと思います。
なにか先がわからないまま選ばないといけない事柄は多々あるものの、いつもQujiraに関してだけは(いや、もちろんOswaldもそうなんだけど)すごく自信があります。驕り高ぶったものではなくて、そしてそれは過信でもなく。
その選択に慌てることもなく、焦ることもなく、戸惑うこともなく最大限に支えて、助けてくれた純くんと真奈ちゃんには感謝してもしきれないです。ずっと一緒にいてくれて本当ありがとうって思うし、これからも一緒にいてくれよ、な! って思います。
そして、新しくサポートで入ってくれた彩さん、柘植くん。二人ともギタリストとしてだいすきでお願いした経緯があったわけだけど、人間としても友達としても、最高の二人です。心の底から信頼できるひとたちです。この二人がめちゃくちゃに頑張ってくれたおかげで、無謀な曲数セットリストをやりたい!という僕の願いは叶えられました。
結句として、僕はひとに恵まれている。
お客さん皆さんも、変化のあったQujiraを見て、選んで、また会いにきてくれてありがとうございました。だから最終日パンパンの会場を見ることが出来て、嬉しかったです。
これからもやりたいことはたくさんあるし、Qujiraはバンドでありたいと思っています。何年経ってもリリースもして、ツアーもして、来年中には無理かもしれないけど47都道府県も全部ツアーしたいなと思っています。
ツアーって好きだなぁ。
各所々々で色々なひとに会って、色々な歌をうたって。その日だけの特別な2時間をつくる。素敵なことだ。ロックバンドはめちゃくちゃおもしろい。楽しい。もう染み付ききった生活のなかでも本当に惰性じゃない興奮がある。
最近は時間を持て余していたので曲を作ったり、年末、来年にかけての企みを組み立てたりしていて、合間々々に考える。本当ここだけの話、2019年をひとつも諦めなくてよかったなと思ってます。
昨日はあたらしい歌も2曲、はじめて演奏しました。どうしても最終日にあたらしい歌をうたいたかった。
あたりまえなことを、あたりまえと言える毎日であってほしいな。そう願っています。
我々は実験のストーリーのなかで生きているわけじゃないし、どんな崩れた時代の渦中にいても僕はあなたを願っていたいし、どんなぐちゃぐちゃな生活であろうとあなたと眠りたい。
音楽じゃ世界は変わらないし、平和も訪れない。遠くの街までおなじようには願えないけど、明日に残した会話のそのさきにいるひとの命を心から尊ぶ人間でありたいと思う。
来年も再来年も、僕たちはひとつひとつ、素敵だなぁと思うことを叶えていきたいです。
最近は時間を持て余していたので曲を作ったり、年末、来年にかけての企みを組み立てたりしていて、合間々々に考える。本当ここだけの話、2019年をひとつも諦めなくてよかったなと思ってます。
昨日はあたらしい歌も2曲、はじめて演奏しました。どうしても最終日にあたらしい歌をうたいたかった。
あたりまえなことを、あたりまえと言える毎日であってほしいな。そう願っています。
変わらない気持ちが、変わらないものが美しいなんて思わないぜ。そう思っています。
我々は実験のストーリーのなかで生きているわけじゃないし、どんな崩れた時代の渦中にいても僕はあなたを願っていたいし、どんなぐちゃぐちゃな生活であろうとあなたと眠りたい。
音楽じゃ世界は変わらないし、平和も訪れない。遠くの街までおなじようには願えないけど、明日に残した会話のそのさきにいるひとの命を心から尊ぶ人間でありたいと思う。
来年も再来年も、僕たちはひとつひとつ、素敵だなぁと思うことを叶えていきたいです。